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「炎環」誌の連載企画
~500号を迎えた歴史ある俳誌~

炎環誌のイメージ
炎環誌

「炎環」誌は、2022(令和4)年2月号で、通巻(前身の「無門」から)500号を迎えた歴史ある俳誌です。毎月掲載される内容は、石寒太主宰や会員・同人の俳句作品のみならず、多彩なテーマのエッセイや、趣味、ライフスタイルに関する記事など多岐にわたり、多くの会員・同人が執筆に参加しています。新たな発見・気付きをもたらし、日常に彩りを添える一冊をお楽しみいただけます。

炎環誌の幅広い企画

炎環誌の目次

炎環誌の目次
炎環誌の目次

炎環誌では俳句ばかりでなく、毎号、多彩なテーマのエッセイ、趣味、ライフスタイルにまつわる記事など、幅広い企画を取り上げています。これだけの豊富な内容を扱う俳句結社誌は珍しく、それが炎環の大きな魅力のひとつです。
下記では、目次に記載されている各タイトル(企画)について、その内容を詳しくご紹介します。

炎環誌の中心的なコンテンツ

天城抄

天城抄
天城抄

石寒太主宰の作品8句。「炎環」創刊(1988年1月号)から続く。年ごとにタイトルを変えており、創刊初年が「潮音抄」、2025年は「天城抄」。作品はこちらにも掲載。

炎環集

炎環誌の巻頭部分
炎環集の巻頭部分

主宰による選句集で、「炎環」誌の中心的存在。創刊号から掲載。会員の投句(5句)を石寒太主宰が審査し、作者に1位(巻頭)から50位まで順位をつけて掲載(51位以降は在住の都道府県順)。掲載句には主宰の添削が施されていることもあり、その意味では会員の修行の場。巻頭句(1位)・次巻頭(2位)・三席(3位)の作品は、こちらにも掲載。

梨花集

主宰の推薦により会員から同人に昇格した人たちの自選集。「自選」とはつまり、主宰が添削をせず、作者が自分の責任において発表しているということ。いわば、これが炎環の「生」の姿。同人にのみ与えられた作品発表の場所であり、その配列も、同人への昇格順。創刊号から掲載。同人から6人をピックアップして、その作品をこちらにも掲載。

巻頭作家作品

前々号の「炎環集」にて巻頭を取った作家の、新作7句とショートエッセイ。第1回は1992年5月号白澤弓彦。

天網集

すべての同人による、3号前の「炎環集」「梨花集」からの一句選。1993年7月号より連載。

特別作品30句とその鑑賞

毎月、1~2名の同人が作品30句を発表。その翌月には、別の同人がその作品を鑑賞した文章を掲載。2021年9月号より開始。

鼎談月評

担当の同人3人がそれぞれ、3号前の「炎環集」「梨花集」にある作品から、各自の正選7句・気になる3句を提出し、その合計30句について、鑑賞・批評などあれこれと語り合った記録。2019年3月号より開始、途中コロナ禍による中断をはさみ、2024年8月号にて再開。

石寒太主宰の句評やエッセイなど

寒太独語

石寒太主宰が俳句に対する思いを箴言調に綴る。第1回は2013年2月号。同じものをこちらにも掲載。

炎環往還

炎環往還
炎環往還

当月「炎環集」の上位句に対する主宰の句評。「炎環集」とセットで創刊時より掲載。

発句転生

発句転生
発句転生

「炎環集」において石寒太主宰が添削した句の中からいくつかを拾い上げ、同人の一ノ木文子が添削前(原句)と添削後を比較して、添削の意図を解説。1997年6月号からの長期連載。一ノ木文子による執筆は1998年8月号より。

秀句燦燦

俳壇諸氏近作の俳句の中から石寒太主宰が注目する句を取り上げて鑑賞・批評。2013年2月号から連載。2020年2月号からは当誌「梨花集」の作品に対象を限定。

玄々山房録

石寒太主宰の身辺雑記。2008年4月号より連載。ちなみに「玄」は主宰の長男の名前。

寒太・人物探索

寒太・人物探索
寒太・人物探索

石寒太主宰がこれまでに交際してきた作家や俳優などの著名人を毎回1人ずつ紹介。2020年5月号より連載。

多彩なテーマのエッセイ

私の好きな私の俳句

2024年8月号から始まった新企画。毎回1人ずつ自分の好きな自句について語るショートエッセイ。

私の好きな俳人

私の好きな俳人
私の好きな俳人

会員・同人が1人ずつ交代に執筆する、お気に入りの俳人についてのショートエッセイ。2019年12月号より連載。

季語こぼれ話

新海あぐり氏が毎回一つの季語を取り上げ、それに関連する豆知識を綴ったショートエッセイ。2021年8月号より連載。

1000字エッセイ

会員・同人が1人ずつ交代に執筆するおよそ1000字のエッセイ。テーマは執筆者がそのときどきの関心事などから個々に決める。2014年1月号より掲載。

リレーエッセイ我が故郷の俳枕

我が故郷の俳枕
我が故郷の俳枕

自分の故郷が題になっている秀句とその鑑賞を中心に、故郷に対する思い出などを綴ったエッセイ。会員・同人が1人ずつ交代に執筆。2020年1月号より連載。

個人(会員・同人)の執筆による連載(過去5年)

「俳句とカメラ」白夜マリ2024年4月号~現在連載中
 「谷村鯛夢の〈この人に会いたい〉」谷村鯛夢2024年1月号~同年12月号
 「馬と人。そして俳句」内野義悠2023年10月号~2024年9月号
 「尚美のトロント通信」小野尚美2023年10月号~2024年4月号
 「キネマ歳時記」山岡芳遊2020年4月号~2024年3月号

その他(炎環内外の状況を伝える記事)

私の好きな一句

前々号の炎環誌に掲載された句の中で、各会員が好きな一句にコメントを添えて投稿。

句集を読む

俳壇諸氏の近作句集を読み、鑑賞する。2018年5月号より連載。

俳誌拝読

他結社の俳誌を紹介し、その掲載句を鑑賞。2016年5月号より連載。

「心語一如」の交叉点

炎環幹事会が主催し、主要同人が顔を揃える「炎環東京句会」。その句会において行われた、一句一句に対する辛辣な議論を余すところなく採録。議論を通じて、石寒太主宰の俳句観を浮き彫りにする。

ほむら通信

「炎環の軸」「炎環の炎」「炎環の環」の三部構成。「軸」では石寒太主宰の、「炎」では会員・同人の、さまざまな俳誌やメディアにおける活躍を具体的に紹介。「環」では会員・同人の近況報告を一覧。原型は1997年4月号から、今のスタイルは2013年2月号開始。「軸」と「炎」は、こちらからの抜粋を掲載しています。

炎環に入会すると炎環誌を毎月購読できるのみならず、様々な特典を受けることができます。詳しくは以下のページをご覧ください。