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炎環の俳句

2015年度 炎環四賞

第二十回「炎環新人賞」記念作品

鈴木 陽子

利き手

受賞のことば

書道を学んでいる。春と冬には、展覧会の作品作りの為の合宿がある。朝から晩までを練習に充てることが出来るが、他の人の様子を見に行ってもいいし、御茶菓子を食べてもいい。気分転換しつつ楽な気持ちで書くことが大事らしい。それでも最終日にはぐったりしているが、いつもの教室以外の先生、生徒の方々とも交流出来、刺激を貰えるので、毎回参加している。

だが、作品を先生方に見て頂く時は、今でも緊張する。俳句も全くそうで、句会で評される時、作者を公表される時はいつでもどきどきする。しかし、俳句と書道のいずれも表現することであり、人に見られるから伝わる、活きるものなのかもしれない。それを含めて楽しめるようになるのが今後の目標だ。その為にもっと勉強し、また、臆せず句作を続けていきたい。

この度は新人賞を頂き有り難うございました。優しく、時に叱咤激励して下さった皆様のお陰に他なりません。一層気を引き締めて参りますので、今後とも宜しくお願い致します。