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炎環の俳句

2016年度 炎環四賞

第二十回「炎環賞」受賞作

耳鳴り

深山 きんぎょ

受賞のことば

この度は第二十回炎環賞を頂き、誠に有難うございました。九月の本部句会にて、受賞を知らされ、勿論嬉しかったのですが、私でいいのだろうかと、身が竦みました。

去年佳作になりました「スケッチ」の評にありましたように、平凡な日常生活を詠ってまいりました。飛びたくても飛べぬ、きんぎょです。自分の限界も感じておりましたが、自分の思いを自分の言葉で表現すればいいのだと、少し開き直りました。まだまだ経験不足ですし、勉強不足です。少しずつでも俳句の坂を上り、その先の景色が変わってくるか、知りたいと思います。

入会して間もなくの二〇〇九年より、怖いもの知らずに応募し続け、今回で八回目になります。続けてきたことが、今回につながったのかもしれません。私の平凡な日常詠でも、こんな素晴らしい賞が頂けたのです。炎環賞に応募されたことの無い方は、是非応募されるようお奨めします。二十句揃えるということは、必ず自分の力になると思います。

この機会に、お世話になりました炎環の全ての皆さまに、深く感謝申し上げます。

初学からご指導賜りました寒太先生、有難うございました。深く深く感謝して居ります。