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炎環の俳句

2024年度 炎環四賞

第二十九回「炎環新人賞」記念作品

大和田 響子

北巨摩

受賞のことば

この度は炎環新人賞という身に余る名誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。

二〇一四年に入会して十年余りですが、殆どが休眠中という状況でした。カレンダーの数字を塗り潰すように生きていた時期があり、潰しても潰しても数字が続いていくのが恨めしかったものです。投句はもちろん炎環誌を開くことさえしなかったある時、もうやめてしまおうと退会の電話をかけました。数日経たない内に後悔し再度担当の方に電話をし「辞めるのをやめたいのですが」と申し出た時、その方はわずかな沈黙の後に「あ、私手続きするのを忘れていました」と言ってくださった。その方に深く感謝いたします。三年程前より毎月投句できるようになり俳句を読むのも詠むのも楽しいと思えるようになりました。全国メール句会への参加は以前では考えられないことでした。ありがとうございます。まだ知らないことがたくさんあります。

皆様ご指導よろしくお願いいたします。