巻頭句 巻頭とは?
2012年10月
髙多 一果[広島]
- 語り部の乾びゆく声広島忌
- 黙し佇つ影の深さよ広島忌
- ❖ ヒロシマの秋暑ふつふつ響せり
- ❖ 原発原爆有耶無耶之儘秋暑哉
- ページ繰る指の止まりし秋暑かな
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)