巻頭句 巻頭とは?
2013年2月
三橋 瑞恵[埼玉]
- ❖ 石蕗の花堂より漏るる人の声
- 神無月たつた五人の映画館
- 脇骨ばつた老猫の背よ十一月
- ❖ 降り立ちて改札口にまで枯葉
- 真夜中のさだまさし聴く蒲団かな
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)