巻頭句 巻頭とは?
2013年6月
丸田 光洋[佐賀]
- ❖ 初蝶を現に見たり春嵐
- ❖ 静かさの死の重さあり夕桜
- 筑紫野の雨後の連翹明かりかな
- 青ぜんまい少年の日のひだる神
- 菜の花やシェーンベルクの青に病む
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)