巻頭句 巻頭とは?
2013年10月
水沢 水音[東京]
- 空蟬のころころころころあすふあると
- ドームへのまさをつらぬく椿の実
- 乳母車の嬰児の笑ふ原爆忌
- ❖ 戦災遺跡いまあかとんぼ乱れ飛ぶ
- ❖ 月の雨人支へ合ふ二画かな
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)