巻頭句 巻頭とは?
2014年7月
北 悠休[新潟]
- 人去りし里の一本桜かな
- ❖ 山毛欅樹幹のぼる水音雪根開く
- リラ冷えや乙女の像の濡れてゐし
- ❖ 指跡の母のゑくぼや草の餅
- 指差呼称の新人車掌花は葉に
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)