主宰句 2016年10月 天真抄(十) 石 寒太 赤き蟹いづみの底をあるきけり 夏草を頼りに摑む翁径 夏つばめまだ揺れてゐしみちのくよ なでしこの丘に吹かれし曾良の墓 夏旺んことばの戦さはじまれり でで虫の殻振り少し砂の音 みちのくやひよつこりひようたん島祭 秋暑し伊方原発三号機 2016年9月 2016年11月