主宰句 2017年4月 幻夢抄(四) 石 寒太 春の雪ほどろほどろの父の畑 春雪へページ開きし点字本 凍つる風賢治の童話楢林 十指組む祈りの刻や桜の芽 ふきのたうの呆けしみどりたなごころ 子猫膝ときどき頭の上に乗り 三人の逝きし三色菫草 白河の関址に目覚む蛇の艶 2017年3月 2017年5月