主宰句 2018年5月 天城抄 (四) 石 寒太 家にゐて旅思ひつつ西行忌 かろがろと死のはなしして鞦韆へ 兜太逝去 春来(きた)ること信じつつ平和の死 しやぼん玉毀れしままの七年目 利休忌の二日過ぎたる旅の空 あたたかく歩く時間よもてあます にぎりゐる猫のきんたまあたたかし 啄木の砂の一握あたたかし 2018年4月 2018年6月