主宰句 2018年7月 天城抄 (六) 石 寒太 玄室の鐡の匂ひや桐の花 緋の杜鵑花ふた手に国会議事堂へ 大使館門燈杜鵑花まづ照らし 銀紙の鶴へ五月の来てをりぬ 亡骸の風の運びし緋の躑躅 前方後円墳へ誘ふ緋の躑躅 切株の夏よ上野古碑三つ 走り梅雨馬のたましひ軋みをり 2018年6月 2018年8月