主宰句 2018年10月 天城抄 (九) 石 寒太 漱石の跳ねし髭あり夏の月 しろさるすべり馥郁の馬の尻 山繭ひとつ忘れ白河関越ゆる 遺されし兜太の一語処暑の朝 露の木のくらがりにあり陰の神 イーハトーヴ固くころがり青胡桃 生存のしらせ一行涼新た かなかなかな平成尽くる日差燦 2018年9月 2018年11月