主宰句 2018年12月 天城抄 (十一) 石 寒太 末枯のこゑ聴きに行く天城山 御用邸厠の間より昼の虫 渋滞のはじまるいろ葉紅葉かな 霧動く男体山の哭くごとし やまなしや賢治のいろの泪壺 蛇の息の眠りにつきしはせを句碑 サフランの伏目がちなり妻の頰 定型と自由のあはひ末枯るる 2018年11月 2019年1月