主宰句 2019年12月 黒兎抄 (十二) 石 寒太 黒揚羽良寛の海越え来たり 蓮の実の飛んで芭蕉の荒海へ 洛中の紅葉洛外の黄葉散り 最上川迅し板敷山粧ふ 雁渡し汚染土嚢の八年目 教会の白壁ななかまど焦がし 百寿翁の柩の隅へ新走 茸飯匂へるところ子ども部屋 2019年11月 2020年1月