主宰句 2020年3月 令和抄 (三) 石 寒太 延命の拒否の透明冬の月 豚ばかり詠みし学者や落葉焚 黄落やピエロの立てる段ボール 狐蕎麦届く月下の選句室 白鳥に訃の突然の乗り来たり 何か言ひたげ笛吹鯛の吊り上がり 命終の人の髪切る十二月 葱畑川の向かうの鬼遊ぶ 2020年2月 2020年4月