主宰句 2020年9月 令和抄 (九) 石 寒太 楸邨星ひとつまばたく七夕笹 草間彌生のかぼちや宙跳ぶ夏至の朝 貧乏のどん底にあり緋のカンナ ふるさとの梅花藻の花橋の下 赤目四十八滝わたり大螢 太郎の名つけて呼ばれし雲の峰 白螢袋灯して泪壺 夏椿穢れしものの一夜地へ 2020年8月 2020年10月