主宰句 2021年2月 北斗抄 (二) 石 寒太 ねずみ役待たされてゐし聖夜劇 A B 型五人揃ひし年忘れ はじめての嬰を抱き入る冬至の湯 卓上の山茶花一輪楸邨透く 流れ星遊女の墓へひとつ消ゆ 祝俳誌「みすゞ」八五〇号 三句 ざざ蟲の缶詰みやげ伊那の冬 わが妻伊那出身にて 梅雨明けや妻の楽しき伊那訛 我が長女、楸邨が名付け親 「伊那」といふ長女押し出し踊りの輪 2021年1月 2021年3月