主宰句 2021年12月 北斗抄 ( 十二 ) 石 寒太 ニンゲンの中の人間濃むらさき 落とし穴までのちよくしん大花野 生き死にに触れず案山子の吹かれをり 俳句みな一期一会よ秋深む 霧の音聴きつつ天城嶺下り 猫の名の「龍馬」よ土佐の海夕焼 レーニンの像の禿頭木の実降る 佐藤弥生氏より 爽籟や「いきる」の句集贈られし 2021年11月 2022年1月