主宰句
2023年1月
隠岐 秋から冬へ
石 寒太 創刊35周年記念作品
- 読みさしの「遠島百首」初紅葉
- 稲架襖盾とし島の大没日
- 赭壁の知夫里切崖小鳥来る
- 野大根の花の吹かれし喜代子句碑
- 八百杉や遷幸八百年野分
- シンポジウムへ海士十月の風の中
- 俳諧の種のこぼれし草の花
- 楸邨の師系ゆたかぞ秋の虹
- 海霧深し乱大敗の院の塚
- 句碑守のわが二十年暮の秋
- 展宏の口笛楸邨よびし「フユ」
- 冬怒濤沖白浪の隠岐泊まり
- 相呼びし楸邨・兜太雪ほたる
- 大年の藁火の高し隠岐の牧
- 胴震ひして隠岐牛の雪払ふ
- 隠岐神社の楸邨句碑よ木の芽晴