主宰句 2025年1月 天城抄(一) 石 寒太 楸邨とカイバル越えや夢はじめ まだ少し生きるつもりよ大旦 ポケットの俳句ふくらみ冬の海 狐火の尾らしきものにちらり触れ ふくろふの眼に楸邨の毬ひとつ 父母睡る天城山巓霧の中 炎環の往還三十七年春 玄冬や志半ばの死のいくつ 2024年12月